Saint Bleu

Don't you ask yourself, ”Can this be?”

あいまいな午前0時が来る前に

12月の最終日というだけで人はなぜこんなにそわついてしまうのか、このようなものを書くたびに不思議だなあと思います。何かを納めようとしたり、まとめようとしてみたり……節目っていうのはすごい力を持っていると感じます。このブログを作ってからなぜか毎年続けている適当に1年を振り返る記事、今年も書いてみたいと思います。

ゲーム

テイルズオブヴェスペリアREMASTER

2019年明けまして初ゲーム。このゲームなくして今年は語れない。もうすぐ1周年ですね!
Switch版で枕元に凜々の明星のみんながいるという幸せ。テレビでもテーブルでも手に持ってもできるから、わりといつでもプレイしてた。あとスクショが簡単に撮りまくれる幸せ。プレイ開始時から今まで撮ったスクショの枚数は2207枚でした。テルカ・リュミレース撮影隊。思い入れがありすぎて語彙力がない。リマスターが出たことで、何人かのフォロワーさんがTOVを始めてくださったのも今年の嬉しい思い出です。来年はがんばって英語版をやっていこうかなと思ってます。

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スクリーンショットを撮るたびテルカ・リュミレースの風になりたい気持ちが強まる。

 

 

Summer Pockets

soraclair.hatenablog.com

Key特盛り定食~夏のほろ苦さを添えて~といった、とても楽しい作品だった。夏休みを駆け回っているような気持ちになれて、ぼくのなつやすみがやりたくなった。
やり終えたあとは、うみちゃんについていろいろ考えすぎて苦しくなって推したいけど推せないみたいなクソデカ感情を抱くはめになり、夏頃にフォロワーさんとご一緒させていただいたサマポケコラボカフェでも「うみちゃんが一番推しなんですけど……」とか言いながらうみちゃんのポストカードが選べないという意味分からんムーブをしてしまったりした。でも記念に引いたブラインド缶バッジがうみちゃんだったことで、もっと素直に考えるのじゃ……(誰)と言われた気がした。それもこれも全部タカハラハイリって奴のせいなんだ。来年はSwitch版をプレイして変わったというED曲を確かめるのが目標です。

シンフォニック=レイン

soraclair.hatenablog.com

フォロワーさんにおすすめしていただいて、ちょうどセールしていたので買って一気にやった。信頼できるフォロワーさんのおすすめ作品ってなんでこんなに刺さるものばっかりなんだ……と戦慄した作品。人間関係のもつれとクソデカ感情が大好きな自分に刺さる要素しかなかった。人が人を想う感情、慈しむ感情、妬む感情、蔑む感情、さまざまなものがすべて許されるような作品だった。雨は止むかもしれないし、止まないかもしれない。でも降りしきる雨の中で自分を見てくれているひとがいるかもしれない。それを信じてみてもいいかもしれない。また何かを許されたくなったら、雨の街に出かけたいです。

 

○CROSS✝CHANNEL

また別のフォロワーさんにおすすめしていただいて、なんとソフトまでお貸しくださったのでこれは張り切ってやらねばということで、家族の目を忍びながらやった。うっかりR-18シーンとか見られたらまずいからね。がんばった。
エロゲーを今までやったことがなかったのだけど、黒須太一という人間はエロゲー主人公としてめちゃくちゃ革命的な存在なのでは?と思ってしまった。女の子は美希が一番好きです。ルート終わってまた初めの日に戻ったとき、不安で泣きじゃくってるのを見て「うわ……好き……」ってなってしまった。自分の弱さを明るさで隠してる子が好きなんです。
EDを終えたあとの圧倒的孤独に取り残される感覚はものすごいなと思った。やり終えたあとの達成感とか満足感とかぜんぜんなくて、ああ、人間ってみんな一人なんだ……と椅子にもたれてしみじみと呟いてしまった。最後のほうがめちゃめちゃMoon編だったこともあって、人の感情を揺さぶる作品のすごさを思い知った。まだ追加ストーリーやれてないので来年やります。

 

ファイアーエムブレム風花雪月

巷では「人の心がない」なんて評されているこのゲームですが、個人的には人の心の力が溢れすぎているゲームだと思う。システムとしては街中調べて全員に話しかけてクエストサブイベこなす街めぐり要素と、ユニットを自由に育てられる育成要素と、従来のシミュレーション要素が合わさってめちゃくちゃ面白い。300時間くらいやってたみたいなんだけどまだまだ遊びたい。
このゲーム、唯一取り返しのつかない重要要素は最初に選んだ学級、と言われるけど、これは真実なのだった……。私は青獅子を一周目に選んだけど、自分にはきっとこの選択が合ってたなと思っている。万人におすすめできる順番があるのではなくて、その人に合ったプレイ順があるのかもしれないと思う。青獅子の次に黒鷲覇王をやって、すべてを壊して犠牲にしていく重みに震えてボロボロに泣きながらプレイしたのは得がたい体験だった。まだ教会ルートやってないので来年やります。

 

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風花雪月は学校でネコとたわむれるゲームです(本当だよ)


小説

十二国記

今年新刊が出て、大盛り上がりの中フォロワーさん方のおすすめも後押しして全巻大人買いした。異世界ファンタジーを読み慣れてなかったのだけど世界にぐんぐん引き込まれるのがすごい。読む順番に悩みに悩んで魔性の子は月の影の次に読んだんだけど、クソデカ感情の描き方が上手すぎて大ダメージを負った。今は4つ目の風の万里の下巻を読んでます。ゆっくり読む時間を作れていないんだけど、来年に全部読み終われるかな……?

 

その他今年読んだ本たち
梨木香歩『エンジェル エンジェル エンジェル』
小川洋子『やさしい訴え』
田中ロミオ人類は衰退しました 1』
島本理生『波打ち際の蛍』
・彩瀬まる『やがて海へと届く』
・法条遥『リライト』『リアクト』『リビジョン』『リライブ』


創作

去年から作った項目だけど、今年も続けられたなあ。2018年春に本を出してから、1年と半年以上が経とうとしている。この世に自分の本があって、それをどこかで読んでくれてる人がいることの不思議さとありがたさ。2018年5月に初めて出したWeb再録本と2回目の2019年1月に出したレイリタエス本が、今年の秋に完売したのだけど、感慨深いとともにさみしい、なんて気持ちが出てくるとは思わなくて、驚きました。一年以上も一緒に暮らしていると在庫すら愛着がわいてしまっていたのだった。長い間一緒に暮らしていた本たちも、今はどなたかのお手元で元気にしていると嬉しいです。

 

今年発行した本、関わった本
・HAPPY END(レイリタエス小説、2019.1.13発行)
・Roundabout drive(レイリタ・シュヴァリタ小説、2019.8.25発行)
・Glory again(レイリタ合同誌、2019.10.20発行)

 

来年は2020年ということで、すでに原稿を3つ抱えているので引き続き張り切ってモリモリ書いていきたいです。それから、鍵島やコミケにも出てみたいです。

 

 

 

振り返ってみると本当にいろいろあったなあと思うと同時に、「フォロワーさんのおすすめ」の頻出率よ……!本当にありがとうございます。
今年は関東方面の各種イベントにもたくさん参加しました。鍵島、テイフェス、テイリン15、テイステ……どれもかけがえのない思い出となりました。以前ならたぶん体力的に無理だな、と行くのをあきらめていたのを、行ったほうが絶対に後悔しない、と去年のTOV10thイベントあたりから学んだので、がんばって行って、実際によかったなと思うことばかりでした。来年はわりと生活がどうなるか分からないところがあるのですが、好きなものをできる限り(ここ重要)あきらめないことは大事にしたいなと思います。

去年の記事で、“来年はもう少しアクティブな人間になりたい。考える前に動きたい。”などと言っていたのですが、有言実行してるじゃないか。すごいな。今年なんにもしてなかったなあ、なんて思ってたけど、人間の認識なんてあいまいなものですね。

2019年、素直に「楽しかったなあ」と言える一年だったと思います。
たくさんの方にお世話になりました。
来年も自分と自分の好きなものを大切にしながらやっていきたいです。

どうかよいお年をお迎えください。
皆様にとって2020年が幸せな年でありますように。