Saint Bleu

Don't you ask yourself, ”Can this be?”

FF14で情緒を燃やして鍛えて灰になった #16

久々のブログ更新です。原稿してました。
メインの進行を一か月半停止してました。おかげで原稿落とさずにすんだ。よかった……。

そういえばFF14の感想を初めて書いてからもう一年過ぎたみたいです。あの頃からいろいろあったなあ。しみじみ。

soraclair.hatenablog.com

去年の自分は、まさか一年後にこんな目に遭うと思ってなかっただろうなあ……。
読み返して思うのは、当初はオンライン越しの他人が怖いということで悩んでいたけど、そんなことはまったく些細な悩みだったなということです。

そんな感じで盛大に情緒を事故った紅蓮のリベレーター後半戦、4.3までの感想です。

前回はこちら

soraclair.hatenablog.com

 

 

○アラミゴ復興記

・戦いも終わって、冒険だ!お宝探しだ!みたいなワクワク雰囲気になりだす。FF14そんなゲームだったか?
・アレンヴァルドとアルフィノくんは歳が近いから話しやすいって言ってた気がするけど、アルフィノくんがちょっと張りつめてた新生以前くらいからけっこう仲良しだったのかな?
・アラミゴ復興のために財宝を見つけたいと。アレンヴァルドってそんな壮絶な出自だったのか。戦時下の望まぬ子……珍しくないことだったんだろうなって考えるときつい。
・第三の眼って成長するとともに現れるものなんだ。ガレアン人のそれって何のためにあるんだろう。何のためにって、そこにあるんだからあるんだよでいいのかもだけど。耳や尻尾みたいに。

・湖畔地帯は、第五星暦のころは湖畔なかったってことか。大洪水でこんな大きな湖ができたんだね。
・スカラのCOMPLETEのとき、主人公悲しそうな顔してた。閉じ込められて怪物になったたくさんの亡霊がいたからかな……。
・フォルドラさんはアラミガン・クォーターに拘留されてたんだ。集まってる人たちの言ってること、ドラゴン族許せないって言ってたイシュガルドの人たちと似てる……こっちは自分たちと元々同胞だったってことがあるから尚更憎しみもこじれるんだろうな。こういう戦いの後のわだかまりとかをちゃんとやってくれるの好きだ……。
・ラウバーンさんがみんなを解散させてくれた。さすが説得や演説が上手だね。くぐってきた修羅場……祝賀会……ウッ……。
・フォルドラさんの過去。エッ、ガイウスさんって元々アラミゴの総督だったの?そのままエオルゼアに侵略してきて、主人公たちに討たれて、それでゼノスさんが着任したって流れ?
・お父さんは親帝国派だったから、それで現地民に恨まれて……そこから帝国の支配下でアラミゴ人の自由を得るために努力してきたとか、心が強すぎる。
・「こんな人の手に余る力を持って、なんで平然としてられるんだ」 それはそう。本当にそう思う。人の過去を否応なしに見せられたら、普通は気が狂うし倫理観もおかしくなってくると思うんだよな。相当な自制心や理解者がそばにいないと。

・どうして? どうしてなんだろうな……歩みを止める機会はいくらでもあったはずなのに……(数々の事件を思い出す)
・やっぱりKOKIAさんの『孤独な生きもの』が答えだよ……光の戦士イメソンだよ……“歩みを止めれば全てを 失ってしまう気がした”……
・フォルドラさんはクルルさんの力を元に能力を作られたから、他者の意志や記憶にすごく敏感になっちゃってるんだなあ。クルルさんの落ち着き方はほんとすごいもんな……あのクルルさんでもグナース族の拠点の近くにいるときいろんな声が聞こえてしんどそうにしてたし。本来はそんな他者の抱えてるものなんて簡単に見えないもんな……フォルドラさん……
・アレンヴァルドやフォルドラさんを見てようやく気づいたけど、主人公以外の超える力持ちってどれくらいいるんだっけ……暁にも何人かいるのだっけ。でも名前あり声ありの人は、ミンフィリアさん、イゼルさん、クルルさん、それからアレンヴァルド……くらい? なんか出自に共通点とかあるのかなって思ってしまった。

○ナナモ様成長記

・ナナモ様から呼び出されたのでウルダハに赴く。ラウバーンさんこっちに来てるあいだに大丈夫かなって思ってたから会えてうれしい。そもそも会うのかなり久しぶりだよね?
・ラウバーンさんはアラミゴがいったん落ち着いたらウルダハに帰るって言ってはいるけど、迷いがある……ナナモ様だからわかる……
・リリラお嬢様かわいいね!ウルダハ始まりのサブキャラでも会ったぞ。
・ナナモ様のご両親って事故で亡くなってたのか。そのときまだナナモ様5歳……傀儡政権にしようとした人たちがいたのか。
・数年後ラウバーンさんに会って、不利な試合を強いられていたところをナナモ様が救って、それから5年後ラウバーンさんは闘技大会で優勝して、ナナモ様の剣になった……偶然からの運命の出会い……
・ラウバーンさんに駆け寄るナナモ様ちょうかわいい。このとき12歳くらいだろうか?ちょっぴり幼く見えるね。

・ナナモ様っておいくつくらいなんだろう? 5歳(即位時)+(2~3年)+5年(ラウバーンさん戦闘中)+(2~3年二人でがんばってた?)+5年(第七霊災から今まで)=19〜21歳くらい? 未成年ぽさを重視すると19歳がいいな(?)
・などと思っていたけど、フォロワーさん情報によると21歳らしいです。もうすっかり大人なんだね……ナナモ様……
・アラミゴに何か支援できることがないか考えるナナモ様。難民支援のためにただ資金を出すのでは、ウルダハの民に不満が溜まる。どちらにも益のある策を取る必要がある……。支援ってただ助けるだけじゃダメなのが難しいね。
・ロロリトさんとお話をすることに。ナナモ様はやっぱり苦手意識があるみたいだけど、仮面をかぶるっていうお茶目をやってみせた。すごいなあ。ロロリトさん目綺麗っすね。
・ソルトリーの塩でアラミゴとの交易をすることになった。あの湖の塩そんなに美味しいんだね。ウィスカーさんの故郷だったっけ。復興につながる策でもあるかもしれない。ナナモ様……ほんとうに大きくなって……
・ロロリトさん、ラウバーンさんのためにナナモ様ががんばってるって分かってるんだね。ロロリトさん……今度この二人について語りながら一杯どっすか?(オタクすぐ推し談義をしようとする)


○信じるからこそ

・アラミガン・クォーターに帰ってきたら、怪しい二人組の正体がユユハセとローレンティスだったと……ベロジナ大橋解放したときになんかよくわかんない二人組がうろついてたって言ってたっけ。まさかの……生きてたんだね……
・せっかく生き残ったんだから、生きてできることを二人には考えてほしいな……ユユハセのことはよく知らないけど、ローレンティスはいろんな前科があったからこそイルベルドさんについてったところもある気がするしな……
・アラミゴの新しい政治を始めるための会合がいよいよ開かれる。それぞれの拠点の代表が集まってるんだね。獣人の方々も含めて。

・もう誰かを玉座に座らせて仰ぐのではなく、車座になって隣人として友人として話そう……リセちゃんの立派な代表者然とした言葉に涙でるわね……
ラクシュミ現る~!!テンパードになっちゃったらどうしても神第一主義みたいになってしまうのかな。
・このインスタンスバトルヤバくないか……!?ラクシュミエーテルシューティングゲームみたいになっとるが……こういうの苦手なんだよ~~!!
・みんなを何度かテンパードにしちゃいながらなんとか頑張ってたらフォルドラさんが! リセちゃんが説得しに行ったんだね……応えてくれてよかった……。

・アラミゴの復讐の連鎖を止め、新しい髑髏連隊を作ってしまわないように。アラミゴを分断した責任が自分にもあるって言うリセちゃんは大局を見られる立派なひとだな。自分個人に責があるわけじゃなくても、その時代に生きた一人としての責任を考える意味……。
空中庭園でラウバーンさんとお話してたら、ナナモ様がやってきたよ。ナナモ様、ラウバーンさんを不滅隊から解任するって……。ラウバーンさんを心から信頼しているからこそ、自分の元を離れてアラミゴに帰れと……。
・ナナモ様はラウバーンさんという剣をもって自らを縛っていた糸を少しずつ断ち切って、一度は自分すら断ち切ることで新たな道を拓こうとしたけど、それがうまくいかなかった結果が祝賀会の騒動なんだよね。
・でも、あれからさらに進もうとしたナナモ様は、ようやく「剣はもう必要ない」って言えるところまで来たんだな……互いに大切であるからこそ、互いに通じ合えるくらいずっと長く一緒にいたからこそ、別の場所で生きるべきだと二人が選べるようになったんだな……。
・アラミゴが帝国に支配されたことによって、ナナモ様はラウバーンさんという剣を得て、ラウバーンさんは仕えるべき主君に出会った。本当は出会うはずのない二人だったんだよね。
・ナナモ様が、そのイレギュラーによって手に入れた剣を元ある場所に戻して、もはや操り人形ではない女王として歩き出せたのは、糸を断ち切ろうと、二人がずっと戦いつづけてきたからで。
・ラウバーンさんも、ウルダハでナナモ様のそばで国を情勢を変えようと務め、不滅隊をまとめることで状況を変える力の一端となろうとしてきた時間は、確実にアラミゴ解放の大きな力となったよね。
・出会うはずのない二人が出会って、一緒に過ごし互いにかけがえのない存在となったからこそ、手を離して別々の生き方を選ぶ、っていうのが個人的に刺さりまくりポイントなのでワーッ!!!!ってなった。二人のこと初めて会ったときから好きだったから、本当に……胸がいっぱいになっちゃうな。
空中庭園から星空を隣で並んで見上げる二人の姿を見て、ラウバーンさんはナナモ様に星をよく見せようと抱き上げることはもうしないんだなと思った。ナナモ様はラウバーンさんの腕に乗らなくても自分の背丈で空を見つめることができるって、ラウバーンさんはよく知ってるし信じてるんだって思った。もうナナモ様の剣でなくなったラウバーンさんと、自分の意思で地を踏みしめられるナナモ様の新たな始まりの図なんだなあ。

・ナナモ様とラウバーンさん、よかったなあ……としみじみしてたら、なんかパッチの区切れ目謎ムービーが……ヨツユさんが幼女になっとる……!? ゼノスさんが死んでない!? もうわけわかんないよ~~!!


○ゴウセツを探して

・いや~ほんとゴウセツとヨツユさん気になってたからクガネに行かされるのナイスタイミングだな。アラミゴはいったん落ち着いたから今度はドマ方面の話をやるってことか。
・ゴウセツとヨツユさんらしき人間がクガネでばっちり目撃されてる……お団子屋のあたりってけっこう人通り多いから仕方ないのか……。笠かぶっててもわかっちゃうよね。
アリゼーちゃんに怯えるギョドウおもしろかった。アリゼーちゃんネロさんにもビビられてなかった? 好き。
・アルフィノ君は値段交渉せずにゴウセツの刀を買い戻してしまったのでタタルさんに怒られちゃったね……。交渉ごと得意なのにお買い物の交渉はやったことなかったのかな。
・紅玉海に出るとサカズキ島で戦いが起きてる!? アルフィノ君泳いでいくの!? 大丈夫か!?
・記憶をなくしてるというヨツユさんにユウギリさんはピリピリモード。演技である可能性も捨てきれないと……それくらい警戒する人が一人いたほうがいいのかもしれないな。
・ヨツユさん帝国に戻されて処刑されるのかな……ネロさんも似たようなこと言ってたもんな……敗残兵は処刑されるしかないって……。
・ドマに戻ってきたぞ。烈士庵でヒエンと再会。ヒエンは道半ばのうちは笑っていようと言ったから、最後に笑ったゴウセツの無事を信じてたんだね……よかったな……。
・ヨツユさん、嫁に出されたあと戻ってきて売られたんだな……すべてを諦めたような生気の無い人形のような顔……抗う発想もなくなるくらい踏みつけられた人間の顔なのでは……

・アサヒ!? アサヒだって!? なんと……やっとウルフ・ザ・マッドドッグに会えたわね……楽しみにしてたよ……(解説:CVの柳田さんが私の愛するRewriteに出演しているため、アサヒって名前のキャラがいつか出てくることだけは知ってた。Rewriteの彼はウルフ・ザ・マッドドッグを自称している親友ポジションのおもしれー男である)
・リウィアさんと同じミドルネームってことは、同じくらいの階級なのかな。
・ドマと和平交渉……? そんなことある? 蛮神討滅の点で手を取り合えるっていっても、ドマみたいな小国と手を結ぶことのメリットって?
・とりあえず捕虜交換は必要なことだよね。帰りたい人を帰らせてあげねば。
・私の姉ですからみたいなこと言ってるけど、おそらくアサヒくんはヨツユさんのことめちゃくちゃ見下してるか、めちゃくちゃ病的なシスコンかの二択だろうな。アサヒくんがヨツユさんの義弟だって判明したときからずっとそう思ってた。
・だって両親は姉に労働させて虐待してて、自分は帝国式の教育受けさせてもらえて帝国で出世して、みたいな状況で普通のきょうだい愛が生まれるほうがレアケースだよ……。
・罪を犯した人の体に罪があるのか、心に罪があるのか……ヨツユさんは自分の手で直接人を殺したわけではなく、今は記憶も失って自分のことも分からない……
・捕虜交換の日までに記憶が戻らなければ、ツユとして一人のドマ人として生きさせる……そうなったらゴウセツは嬉しいだろうけど、でもきっとそうならないような、そんな気がする……つらい……。

・いや~アサヒくん、全権大使とか言ってニコニコしてるけど絶対マッドな男だろ!? って信じてたよ……マッドにゼノスさんを信奉してたとは……なるほどなあ。ゼノスさんを倒したことが許せないってこと? 友って言われたことは誰も知らない気がするので、そういうことかな。でも帝国では生きてるってことになってるんじゃ?うーん?


○ファイナル情緒破壊ファンタジーツクヨミ

※途中から様子がおかしくなります。

・おじいちゃんと孫娘みたいに暮らしてるゴウセツとヨツユさん。ユウギリさんもさすがに全部演技というのは無理があると思い始めたみたい。
・ヨツユさんが突然いなくなってしまった!たぶんゴウセツが柿食べたいって言ったから取りに行こうと思ったんだね。
・ナマイ村にかつての総督フラフラ現れたらそりゃ村人たちビビるよね……。ヨツユさんはこれまでのみんなの様子から、自分が思い出せないうちにひどいことをしたんだということは分かってるみたい。謝るヨツユさんにアザミちゃんが声をかけてあげるの、胸が詰まった。イッセくんももうアザミちゃんが危ない目に遭わないならそれでいいと……。失ったものは戻らないからこそ、これからどうしていけばいいのか……。
・ヨツユさんの記憶が戻ってないことを証明するために、アサヒくんに会いに行く。そこには両親が……最悪の揺さぶり方だな……トラウマ引きずり出したら戻るだろうって図るアサヒくん、同じ場所で育ったきょうだいの辛さを感じる。
・戻ってゴウセツに柿を届けたヨツユさんがまたいなくなってしまう。まさか記憶戻って……。

・やっぱり記憶戻ってたんだ……でもゴウセツと過ごした時間のことは覚えてる……思い出したらもうのうのうと生きていられないって、ヨツユさん……
・両親殺した!? こうなるところまでアサヒくんの計画だったってこと? ヨツユさんに神降ろしさせるってこと……!?
・ウワ……捕虜交換で「ドマ人の女」が神降ろししたからドマが約束反故にしたっていうことにするって……何これ……
・マジでこんなの最悪だよ……このままだとヨツユさんずっと誰かに利用されたままで終わっちゃうよ……奪い奪われることしか知らずに生きてきたヨツユさんが奪われて利用されて終わりだなんてそんなことってないよ。彼女の生きていた世界は見てきたものはそういう行いがすべてだったからこそドマからさまざまなものを奪って心がいくらか満たされたんでしょう……たくさんのものを奪ったからこそそれに向き合って生き続けてほしい……。
・いやマジで 死ぬな 憎しみで奪うことでしか心が満たされなかったのに、忘れてしまったままなら生きていられたってゴウセツと過ごした時間に涙した彼女の人生をこんな形で終わらせるな……奪ったぶんだけこの世を見つめて生き延びて償ってくれ……死んだら終わりなんだよ、生き延びないとなんにもならないんだよ、この世界が彼女にとって最低だったことを肯定させないでほしい……。
ヨツユさん死んだら私FF14のこと許せないかもしれない。そう、これは怒りなのかもしれない……私、FF14をやって初めて怒りを感じている……コレガ……イカリ……??
ツクヨミ戦って名前だけ知ってたけど……こんなのってないよ!!!!!!ウワ~~~~~~!!!!!!

・ヨツユさんを踏みつけてきた幻影たちが闇を深めていく……ずっとヨツユさんの心にあった声なんだな……
・幻影のゴウセツ……!!「生きねば償いも恩返しもできぬ」……きっとゴウセツにほんとに言われた言葉じゃなくて、ゴウセツと過ごした時間の中でヨツユさんが感じた心の象徴なのかな……そんな気がする。願いとしての恨みを募らせようとして、自分を踏みにじった者たちが次々と出てきて、でも恨みしかなかったヨツユさんの心にゴウセツはちゃんといた。生きて償うって選択肢が、確かにそこにはあって……。
「もう、遅いんだよ」って、遅くねえよ!!!!遅いわけねえだろ!!!!今からでも間に合うよ!!!!!!(ボロボロに泣いてた)

・アサヒくんって、ファンの皆様の間では「オレオ」って呼ばれてるらしいですね。なんでか分からなかったけど、この台詞から来てるらしい。マッドな表情だぜ。
・アサヒくん、ゼノスさんに代理総督としてヨツユさんが任命されたことも許せなかったんだな。自分が役に立ちたかったよね、信奉してるゼノスさんのために……。アサヒくんも奪って奪われて偽って騙して生きる世界を見てきたから、自分が奪う側になりたかったんだよね。だからゼノスさんに心酔したんだよね。わかるよ。
・ヨツユさん……マジで……これで死んじゃうの? 復讐を遂げて満足して死んじゃうの? そんなのって、そんなのってないよ。そんな死に方絶対にしてほしくなかった……

・ああ……そうか……「この柿を届けなきゃ」って言ったときにはもう全部思い出してたのか……ゴウセツに柿を届けに行ったときも、食べさせてあげたときも、もう記憶が戻ってたヨツユさんだったんだ。ゴウセツと過ごした時間は、奪われて奪って、踏まれて踏んで生きてきたヨツユさんが、初めて経験した義理とか人情とか理由のない優しさだったんだな。誰かを助けるのに理由がいるかい……(FFⅨ)
・だから、ヨツユさんがゴウセツに柿を届けたのは、彼女の人生でただ一度きりの理由のない「情」からの行いだったんだ……。義理とか人情なんてものをあれほど憎んでた彼女が。ゴウセツが柿を食べたいって言ったから、食べさせてあげたいと思った。ただそれだけ、それだけのことを、でも彼女の世界には存在しなかった、ただそれだけの「情」からの行いを、彼女は自分の意思でやったんだ……。
・ヨツユさんがこの世界にどれだけ奪われて憎んでどれだけの報いを与えたかったのか残された人間に思い知らせて死んだのなら、それはもしかしたら彼女の本望だったのかもしれない。でも、奪われたから奪うという行いが肯定されるべきものではないなら、彼女は本望を遂げずに生きてほしかったんだ……死んで償えることなんて一つもないと思うから。自分からあらゆるものを奪った世界と、自分があらゆるものを奪った世界をどちらも生きて見てほしかったよ……。
・いやもうファイナルゆるさねえファンタジー14ですわ はい これがね これが答えね そう ファイナルファンタジー14くんの気持ちはよくわかりました いやわからねえけど!!

・ゼノスさん絶対こんな真の調停とか救済とか言う人間じゃないでしょ……何?怖……誰? 言動がアシエン感ある……もし本当に万が一生き残ってたら主人公にもう一度会うためになんでもするだろうなくらいには思ってたけど……。
・いやもうそもそも亡骸もちゃんと確認して埋葬もしたのに生きてるってどういうこと?超越者の実験とかで複製コピー作れるとかそういう……? アシエンの魂が乗り移ってるとか? なんもわからん……。
・アサヒくんはゼノスさんに命じられたから一連の行いをやってのけたってことね。でもゼノスさんぽい人が「(蛮神召喚の)才なき女は蛮神の虜となり願いに囚われた生ける亡者になり果てる」って言ってたけど、そうはならなかったよ……ヨツユさんは……最後まで……彼女自身だったよ……。
・アサヒくんの使者は話のできる方だった……よかった……。アルフィノ君、単身帝国に行ってしまうの? なんと……絆を編むことなら自分にもできる……紅蓮最後のときも言ってたね、主人公の皆を結びつける力に敬意を抱く、って……。アルフィノ君、どうか無事で……。

・ゴウセツが悲しんでるのがあまりに辛い。どうしてヨツユさんがゴウセツとともに生き残ったのか、それはツユとしてゴウセツとともに過ごした時間が、彼女にとって憎むべき腐った世界から与えられた唯一の光とか希望とか綺麗なものだったってことなんだろうか。ゴウセツが死に場所を得られず生き残ったのが、ヨツユさんにただ一度きりの情の心を与えて、そして死に場所を与えるためだと思うとやりきれない。
・もうさ、こんなことになるくらいなら、ゴウセツとあのとき崩れたドマ城と一緒に死んでてほしかった……そう思うくらい辛い……。
・ゴウセツは、僧となって犠牲になった人々の供養の旅に出ると……なんだか、とてももの悲しい……
・ゴウセツはヨツユさんに亡くなった娘さんの姿を重ねてるとこがあったんだね。二人の時間は確かにあった、でも、それでも……辛い……どうして……。

・今までFF14では死んでいった人から生き残った人へいろんなものが託されてきたけれど、ゴウセツはいったいいくつもの思いを受け取ったんだろう。希望も絶望も夢も痛みも憎しみも託されたひとになってしまったんだな。ゴウセツは「生き残った人間」の象徴みたいな存在になってしまった……。

ここで一週間くらい体調を崩しました。ずっとヨツユさんのこと考えて上の空になってたせいで生活に大きな支障をきたしました。本当にありがとうございました。
・この期間、人の通話部屋でくだを巻いたり、不審者が呻いてるだけのスペースにお付き合いいただいたり、情緒と体調を思い切りぶっ壊しているさまをあたたかく見守っていただいた方々には誠に感謝しております。ありがとうございました……。
・以下一週間くらいぐるぐる考えてたことの記録です。

・もうこうやって落ち込んで悲しんでるこの心自体がすべて利己的なものに思える。そういう哀れみこそ彼女が一番いらなかったものだと思うから。そう思うともうこの世界つらい。生きてるのがつらい……。こんな答えを出した世界とその答えを変えられなかった主人公と、それからどうしてと思ってしまう自分すべてに、怒りやら悲しみやら諸々が向けられてる。
・ヨツユさんが死んだことで、生き残った人間が見つめなければならないものを今までで一番痛感した。自分を守って死なれるよりももっと辛いことがあると思わなかった。
・彼女を死なせた世界にまだ生きている人間は、この世界が彼女から奪ったものと、彼女がこの世界から奪ったものを見つめなければならないんだと思った。主人公はたくさんの希望の灯火を託されたけど、絶望の炎も託されるんだなって……。英雄とか解放者とかそう呼ばれた人間は、ある意味略奪者でもあるんだなって……。そういう、奪ったものを焼いた炎の赤さを見つめて進めと、そういう話なんですか、紅蓮のリベレーターは……。
・ヨツユさんが生きられなかったこの世界は、今日も誰かが誰かから何かを奪って生きていて、自分たちもそうやって生きてここにいるってことを、よくよく覚えて生きろと、そういうこと……。今なら、ヨツユさんの気持ちが少しだけ分かる気がする。ヨツユさんからあらゆるものを奪ってヨツユさんが奪ったものの償いをさせなかったこの世界に感じた怒りと憎しみを燃やして、その先に始めなければいけないものがある……。そういう、そういうこと……?
・祖国とか故郷とか、大切な人との思い出とか、それぞれ大事にしている文化や風習とか、みんなのそういうものを取り戻すためにひたすら進んできた果てに、祖国とか故郷にすべてを奪われた彼女が、最後まで他人に利用されて、それでも自分で復讐を遂げて命を燃やし尽くすさまを見せられるのが、本当に、本当に、紅蓮のリベレーターが見せるものあまりにも重すぎる。
・これまで守ってきたこの世界ってなんだったんだろう、彼女を取りこぼしてしまったこの世界をもう愛せないかもしれない、解放者なんてとても呼ばれるわけにいかない、そんな気持ちになってしまった。
・フォルドラさんにとってのリセちゃんにはなれなかった。ゴウセツも、主人公も。でもフォルドラさんはアラミゴ人の自分に誇りを持っていて、その誇りを守りたいという感情が根本にあったからまた違った結果になったのかもしれない。物語として、フォルドラさんとヨツユさんで違った結果になるのは形としては美しいんだよね……支配構造の犠牲者の在り方……。
・ヨツユさんが生きられなかった、ヨツユさんに償いをさせなかった世界で、力を持つ側の人間として生きていくのなら、もうヨツユさんのように誰かが故郷や他人を憎んだり、生きるために奪い合ったりしなくてもいいようにできることをしなくちゃいけないんだと思った。それがたぶん、こんな答えを出した世界にまだ生きている人間のできること、挑み方なのかなと思えた。
・ヨツユさんがどれだけこの世界に復讐したかったのか、生き残った人間が思い知ったのなら、できることはもうそれくらいしかないんだ。ヨツユさんの生は幕を閉じてしまったけど、彼女に生き延びてほしかった、生きてこの世界を見つめてほしかったと思うのなら、自分が生きてこの世界を見ていくしかないんだって。今まで主人公はいろんな人にいろんなものを託されてきたけど、結局辿り着く答えは同じなんだなって思わされた。“わたしが死のうとも君が生きているかぎり命はつづく”をこれから自分の手で足で体現していくしかないんだ……。

・ただいまのFF14情緒破壊ポイントランキング、紅蓮のリベレーターツクヨミ戦が堂々の第一位です。(二位はファイナル情緒破壊ファンタジー祝賀会だよ!)今後このランキングが塗り替えられるときが来たら、次はたぶん二週間くらい寝込むと思います。
それまでに、作品で情緒が狂ったときも健康に生活できるコツを学んでおきたいです。健康で頑強な方からの情報提供お待ちしております。(?)


○その他メイン以外のいろいろ

・紅蓮アライアンス、とってもFFTでめちゃくちゃ面白かった~!FFTは未クリアながらとても思い出深い作品なので、演出とかストーリーにドキドキしまくりでした。ダルマスカはFF12だよね?FF12も知ってたらより面白そうな感じだったな~。
なんか続きがありそうな感じだったけど、これ後に繋がったりするんだろうか……帝国のエラいっぽい人が最後に出てきてたから……。

・オメガはいいぞ!ということでオメガよかったです! 故郷に帰るために強さを求めたけど、心という存在にたどり着いたところで、心というものは再現や測定が容易にできるものではないからこそ強いのだ、という答えの前に敗北するオメガという構図が、とてもSF&人間讃歌でよかった。
・心ある者は宇宙の一人きりの航行に耐えるのは難しいからこそ、小さき存在は寄り集まり、誰かの思いを託され託し、長い旅を一歩ずつ歩むのだと、そういう話をクロニクルクエスト系はたくさんしてくれるのでとても好きだな。良い旅を、アルファ、人類……。


 


情緒をぶっ壊してからかれこれ一か月半経っていた。このままだと原稿落とすって思ってメイン止めた自分、ナイス判断……。

復習がてら当時の感想を加筆修正して、ちょっと心の傷の痛みが蘇りながらもいろんなことを思い出せました。

なんかもうすぐね、漆黒とかいう章がね、やってきそうなので怖いです。鍛えてきた情緒筋をここで灰にされたので、もうめちゃくちゃ怖いです。怖いよ……やだよ……ハアハア……。