Saint Bleu

Don't you ask yourself, ”Can this be?”

影踏み遊びも日が暮れて

2018年が終わるみたいですが、年越しも人生数十回目になると、なんだかもう年が変わるからといって何が変わるんだ……みたいな気になってきました。こうなると年の暮れという時の流れに、自分を合わせることで年末を感じるしかありません。といっても近年、必ず年の暮れにやっていることといえばこのブログくらいになってきました。とうとう今年1回しか更新しなかったこのブログも、ようやく大晦日になって活躍の時がやってきました。例年通り適当に今年を振り返ります。

ゲーム

閃の軌跡

Ⅳが出る前になんとかクリアしようと頑張った。鬼のようにマラソンしまくった。アルティナちゃんめっちゃかわいいしクルト君とユウナちゃんが微笑ましい。曲は『Spiral of Erebos』がめちゃくちゃに好き。永遠にリピートしたい。『嘆きのリフレイン』も良い。最後どんな悲惨なことになるのかと思ったら、まさかあんなことになると思わなかったけど……。ドーンって終わるの心臓に悪いぞ。
Ⅳは鋭意プレイ中です。シェラ姉があんなことになったりこんなことになったりする噂(適当)は聞いた。来年クリアできるのだろうか。
軌跡は好きなところたくさんあるんだけどシリーズが長すぎるので迂闊に人におすすめできないのが悲しいところ。でも空の軌跡だけでもおすすめです。EvoSCや3rdも未クリアなのでちょいちょい進めたい。

 

f:id:soraclair:20181231154736j:plainティータちゃん……大人になって……

 

イース

クリアしたのが春だったので忘れてたけど今年クリアしたゲームです。アクション苦手なのでイースはなかなか敷居が高かったのですが、最近はEasyモードがあるのでありがたい……。イースⅧもEasyモードがあるということ、そして評判の良さを聞いて思い切って買ってみました。ちなみにやったのはVita版です。
イースⅧはヒロインというかもう一人の主人公である、ダーナちゃんが本当に大好きになった。ダーナちゃんが幸せならそれでいい……と泣きながらゲームを進めることになった。ダーナちゃんの巫女としての改まった口調とくだけたときの口調のギャップがとても好き。彼女のように意思と誇りを抱き続ける存在になりたい。そう思わざるを得なかった。
アドルとのかけがえのない繋がりが作品のテーマなので、惹かれるしかなかった……ダーナちゃん、いつからアドルのこと知ってたのかな……アドダナください。
クリアしてから、冒頭のアドルの冒険記の引用を読むと、涙がこぼれてしまう。
PS4とかSwitchとかでも出てるし、またダーナちゃんに会いたいです。

 

――我々は神の道具ではない。
生きている、意思のある存在なのだ。

それでも人智の超えた運命を
否定出来ない瞬間は訪れる。
そんな時、君はどう振舞うだろうか?

極限に身を置いて尚、
意思と誇りを抱き続ける姿は美しい。

私はそのような存在になりたいと願ったし、
数十年を経た今となっても、
”彼女”に畏敬の念を禁じ得ないのである。

 

アドル・クリスティン著    
ゲーテ海案内記」序文より

 

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このタイトル画面が大好きで、クリアしてから見ると……ウウ……

 

そのほかプレイ中のゲームたち

テイルズオブエクシリア2(エルちゃんを守りたいRPG。アルヴィン君が全方面にフラグ立ててるのが気になる)

ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド(景色が綺麗すぎて携帯モードでやると迫力が画面に収まらない。あと料理楽しい)

・オクトパストラベラー(音楽と足音がよい……CP厨なのでプリムロゼさんとオルベリクさんが気になるのだった)

 

アニメ

今年なんと一つもアニメ見てません……おすすめのアニメがあったらご一報ください。女の子ががんばる話が好きです。

小説

そして誰もいなくなったアガサ・クリスティー

ミステリー小説をこれまで読んでこなかったので、ずっと気になっていた名作と名高いこれを読んだ。あまり誰が犯人なんだ……とか考えずに展開を追っていく読み方をしていたのだけど、圧倒的な筆力と情報の提示手法に憧れの念を抱くしかなかった。誰がどこで何をしていたとか、誰と誰がいつ顔を合わせるかとか、そういった情報提示の仕方が巧みで、読み手が何を必要としているのか分かっている書き方だ……と感服してしまった。そういう意味で、後学のため来年はミステリー小説もっと読みたい。

 

○さよなら、ニルヴァーナ窪美澄

「人間の中身が見たい」。この本はそれに尽きる。それはある意味で病理をはらんだ欲求であり、一歩間違えば倫理に抵触しかねない。けれどそうした欲求は、こうしてさまざまな人間の生を見たいと作品を探し続ける自分にも当てはまるものだと思わされた。誰も何かから解放されることはないまま、もがきながら日々は過ぎていく、というような話が好きなのだけど、まさにそういう話だった。物語が終わっても、日々は何も終わることがないし、生き続けなければならないのだった。

 

創作

今年初めて自分の本を作ったので、記念にこういう見出しを設けてみました。
本を作るって、自分の好きな物体を錬成できるってことで、本当にすごい。多くの人々がやめられないのがよく分かる。出来上がったときの本を手に取った幸福感を知ってしまったので、しばらくやめられないなあと思いました。この先生活がどうなってもなんとか続けたいと思うくらいには。
本以外にも、書くことの楽しさをまた知った一年でした。何か作って、それを見てくれる人がいて、そうしてまた新たなものができて、そんな循環が広がっていけば何より幸福なことだなと。また来年も書きたいものをモリモリ書いていきたいです。

 

 

こうして今年触れた作品について振り返ってると、意外といろいろやってたことに気付きます。全体的に今年は生活が忙しすぎてあんまり何もできてないなあ、と思っていたので。振り返りって良きものですね。

今年はTwitterなどでお世話になっている方々に多くお会いした年でもありました。リアルイベントに参加するために一人遠征したり、物販に並んだり……頻繁には難しいですが、そんな風にアクティブに好きなものに関わるのも、なかなか良いなあと思うことができました。いつもお家から出ないので、またそうした機会があればチャレンジしてみたいです。お会いしてくださった方々、ありがとうございました。

2018年は、なんだかんだ言って、たぶん近年で一番動いた年だったんじゃないかと思います。来年はこの調子でもう少しアクティブな人間になりたい。考える前に動きたい。自分に関しても、好きなものに対しても。

 

いつも今年が終わる頃になって、ようやく2018という数字に馴染むのだけど、馴染んだと思ったらすぐに行ってしまう。人生そんなことが多いですね。

 

よいお年をお迎えください。

来年もどうぞよろしくお願いします。