Saint Bleu

Don't you ask yourself, ”Can this be?”

Rewrite第2話「青春が始まる場所」感想・考察

※この記事はTVアニメRewriteの感想記事です。すでに放送されたアニメ本編のネタバレおよび原作ゲームのネタバレを多分に含んでおります。






前回の1時間SP1話から、初めての30分回となった2話ですが、OPとEDも初公開されましたね。私はリアルタイム視聴後OPとEDだけ繰り返し何回も再生して見てうあああああ……って涙ぐんでいました(笑)でもそれくらい心動かされました。

ざっくり感想

「青春が始まる場所」というタイトル通り、オカ研ができるまでの話を1話でまとめた感じだった。1話で出てきた魔物や超常現象が夢や幻だったかのように扱われて、一転日常シーンばかりだったのは良い構成なのでは。前回出番の少なかった朱音さんやシズルチアにも魅力の伝わる見せ場があったと思うし、ここからヒロインが揃ってスタート、というはじまりの回といった印象。コタさんは警察呼んでムショ行くよ〜
作画に関してはいろいろ言われていますが、線の少ない、ぺたっとした感じの絵になってて、それが景色の中で浮き上がっているなあという印象を受けました。例えばコタさんと静流が木の下にいるシーンなど、世界と人物の距離感みたいなものを感じるような、そんな気がしてしまう……。それが意図的なのかそうでないのかはわかりませんが、個人的にこれからの回でどうなっていくのか注目したいポイントです。
OPEDに関してはもう感動しかないというか、Terra編のことを考えて感無量でした。まずOPは、最初Terra編(失敗パターンぽいから過去編とも言えるかな)と思わしき場面からのスタートで、そんな悪夢から目覚めたコタさんはヒロイン達と様々な人物の中で青春へと走っていく。けれどヒロイン達をおさめた写真をなんとも言えない微笑みを浮かべながら見つめる廃墟の中のコタさん……。とてもほのぼのした青春!って感じのOPだなーと思ってたら最後でガツーンと落とされた。はあ……。(言葉が出ない)
EDについてはヒロインズ中心の構成で、幼少期ヒロインズも出てきました。コスモス畑に佇むみんなが綺麗で可憐で、みんな幸せになって……という気持ちで見ていました。一方コタさんはそれらしき姿は映るものの、顔は一切見えず……これだけで泣けてしまう自分はけっこう重症かもしれない。最後の木はもう……原作プレイ済みだと何も言えない。

考察・予想

魔物やら超常現象は出てこない回でしたが、いろいろと気になるポイントはありました。今回はコタさんが“青春が始まる場所”を構築し始める回でしたが、「せっかくの青春なんだからな!」と意気込み踏み出したコタさんに伸ばされた腕……。あのシーンは結構意味深でしたね。あのすがるように腕を伸ばした篝は、背景が月と夜空のようだったということから、この世界に存在する篝ではないのでは、という考えを私は立てました。つまり1話の冒頭や『第6のルート』のことを考えると、Moon編の世界にいる月篝だったのでは……。原作では、コタさんが青春を選ぶというのはすなわち篝への反作用を意味し、世界の存続が絶たれることを意味していました。シミュレーションを続ける月篝のもとからコタさんが離れていった……という意味だとしたら、これは今後どのような展開につながっていくのか。これらは個人的な想像にすぎないですが、楽しみにしていきたいです。
またオカ研の部室の外に佇む篝と、それを見つめる小鳥……小鳥は篝を守る役目を担っているはずなので、現在でも篝の姿が見えているはず……なのだろうか。もし見えていたとしたら一体どんな気持ちで……今後篝がオカ研に加入なんてことが果たしてあるのか。しかしだいぶ早い段階でコタさんに視認されるようになっていることや、今回は接触まで行われたということがけっこうイレギュラーなように思えるので、これらは『第6のルート』に関わる要素かなと。
そしてOPで一つ気になったことといえば、最後の廃墟に座りこむコタさん。何回か見ていて気づいたのは、窓枠の数であったり、朽ちているテーブルの色が部室にあったものに似ていたりすることから、あの廃墟は部室なのではないでしょうか。確信は持てませんが……。そう思うと余計にコタさん……と目頭を押さえてしまう。あれはMoon編の荒れ果てた街なのか、それとも……。

とりあえず今回も記事を書くことができました。毎回リアルタイムで見ていて、いつも興奮して寝付けないという土曜日が続きそうです。思い入れのある作品がアニメとして放送されていて、たくさんの人がそれを見ているというだけで嬉しいものですね。読んでくださりありがとうございました。

イチオシ場面

恒例のコーナーにしたい。
  • 朱音さんがフードを取ったところ。コタさん微妙に驚いたような、呆気にとられたような顔をしてたように見えたけど、まさか何かに気づいたのではなかろうな……。
  • 小鳥ちゃんオカ研勧誘のときの「いいよ」 また新たな「いいよ」が誕生した。小鳥ちゃん「いいよ」集作りたい。
ともこちゃんちょうかわいい。